ウィーザーのボーカルのリヴァース・クオモは新作『ハーリー』について、決してアパレル会社ハーリーを意識したセールス的な思惑のタイトルではないと語っている。
今年のレディング・アンド・リーズ・フェスに出演したウィーザーだが、リヴァースは新作のタイトル『ハーリー』はあくまでも飛行機事故の乗員が島へと漂着するドラマ『LOST』のキャラクターのヒューゴ・レイエス・“ハーリー”にちなんだものだとNMEとの動画インタビューで語っている。
「うちのギターのブライアンのコメントが誤解されちゃったんだよね」とリヴァースは説明する。「実は(スポーツ系ファッション・ブランドの)ハーリーからぼくたちのモデルの服のシリーズを売り出すことになって、それでハーリー社が主催するライブを1度やることになったんだよ。その時にやったインタビューでブライアンはぼくたちがハーリー社からお金をもらってアルバム・タイトルも『ハーリー』にしたんだって言っちゃったんだよね」。
「その後、発言を撤回して、洒落だったと説明したし、実際、事実はハーリー社とは関係ないんだよ。今回のアルバム・タイトルが『ハーリー』なのはアルバムのジャケット写真の人物が『LOST』のハーリーだから。そういうわけで、金儲け主義に走ったわけじゃないし、ぼくたちは昔も今も変わらない同じバンドだっていうことなんだ。もしそんなことを本当にやったとしても、ぼくの方からそれは絶対に言うはずだから」
また、リヴァースは今年のイギリス・ツアーではファーストとセカンドの完全ライブを計画しているとも語っている。「『ピンカートン』とファーストの楽曲に特化してその2枚の曲だけ完全にやるっていう特別ツアーを考えてるんだよ。ファンもそういうことをやってほしいって感じているように思えるからね。小さめの会場でやることになるし、みんなにとって楽しいものになると思うよ」。
リヴァースとパトリック・ウィルソンの動画インタビューはこちらから(→http://www.nme.com/video/bcid/598334800001/search/NME)
(c) NME.COM / IPC Media 2010