映画『アヴァター』の監督ジェイムス・キャメロンは次回のプロジェクトとしてアマゾンの原住民のノンフィクション・プロジェクトをやることになると明らかにしていて、きっかけはブラジルのシクリン・カヤポ族を訪れたことだったとしている。フォリャ・ディ・サンパウロ紙が伝えたところでは、キャメロン監督はシクリン・カヤポ族のもとでしばらく滞在した後、部族の長老と会うように招待もされたそうで、この時の訪問の模様はドキュメンタリーとしてクリスマスにリリースされる『アヴァター』のDVDの新装盤に収録されるという。
シクリン・カヤポ族はアマゾン川の支流のひとつ、シングー川流域に居住していて、このシングー川に巨大ダムを建設しようとするプロジェクトに反対している。ダムが完成すると流域が水没してしまい、約1万6千人もの住民が行き場を失うとシクリン・カヤポ族は憂慮している。キャメロン監督は新作を特にこの問題を追ったドキュメントとして企画している。ちなみにこのダムは八ッ場ダム132個分の規模を誇り、大規模な環境破壊の原因になりうると心配されている。
「3Dカメラを持って行って、彼らの生活と彼らの文化を撮りたいんだ」とキャメロン監督は説明している。「今、絶望に置かれているブラジルの原住民を助けてくれないかと声をかけられた時、ぼくは顔を背けることはできなかったんだ」。
(c) NME.COM / IPC Media 2010