ゴールディーの息子が殺人で終身刑

ゴールディーの息子が殺人で終身刑

ジャングルやドラムンベースのクリエイターとして一時代を築いたゴールディーだが、その息子が9月7日、08年に起こした殺人事件をめぐって実質終身刑を言い渡された。

ゴールディーの息子、ジェイミー・プライスは08年8月24日にウルヴァーハンプトン市街で被害者マーロン・モリスを4度刃物で刺し、そのうちの1回は心臓への致命傷となった。ジェイミーはなんの武器も持たず丸腰だったモリスを襲う前に追い回していたという。モリスはペンデフォード・クルーというギャング団の構成員と近い関係にある人物で、ジェイミーは対立するヒースタウンのギャングの構成員だったとインディペンデント紙が伝えている。

言い渡しが行われたノッティンガム国王裁判所にゴールディーの姿はみかけられなかったが、ジョン・ミルモ判事はジェイミーに21年から終身までの禁固刑を言い渡した。判事は事件の背景としてギャング・カルチャーの影響を指摘した。

「地元の法律を受け入れようとしないギャング団の態度と、自らの無軌道な生き方をひけらかそうというギャング団の欲望は、これ以上、社会から見過ごされるわけにはいきません」と判事は述べた。

さらにこう続けた。「このような事件に勝者はいなくて、敗者しかいません。この事件に関わった人間全員が敗者なのであり、刑期が終身であろうと極刑であろうと、非常に大きな意味での負けとなるのです」。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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