南ロンドンの期待のニューカマー:メアリー・イン・ザ・ジャンクヤード。既存のスタイルに囚われない創造力の源に迫る!

南ロンドンの期待のニューカマー:メアリー・イン・ザ・ジャンクヤード。既存のスタイルに囚われない創造力の源に迫る! - pic by STEVE GULLICKpic by STEVE GULLICK

毎月旬なニューカマーを紹介する「気になるあいつ」。8月号に登場いただくのは、2022年の結成以来そのエモーティヴな歌声と隆起に富んだサウンドで注目を集めるUK発のロックバンド、メアリー・イン・ザ・ジャンクヤードです。名門レーベル〈XL〉の総帥リチャード・ラッセルがプロデュースを買って出た最新EP『this old house』を発表した彼らに、バンドの成り立ちや影響について聞くことができました。

メンバーの3人とも20〜21歳と初々しく、一度聴いたら忘れないユニークな声&カリスマの持ち主でシャイなクラリ(Vo/G)はついあくびが出てしまったり(朝9時開始と早い取材だったから仕方ないですね)、バンド内では「お兄さん」的存在のデイヴィッド(Dr)はマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのTシャツ姿が好感度高し。そしてお母様が日本人というサヤ(B/ヴィオラ)は日本語が堪能で、取材にも一番乗りし「おはようございます!」と元気一杯に声をかけてくれた。

サウンドや表現の幅はこれから変化するだろうが、このバンドは既に独自の世界観とケミストリーを備えているのが強い。ぜひ、成長を見守ってあげて欲しいトリオです。(坂本麻里子)


メアリー・イン・ザ・ジャンクヤードの記事が掲載されるロッキング・オン8月号

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