発売中のCUT10月号で、新作アニメシリーズ『チ。 ―地球の運動について―』特集を敢行! 「地動説」の研究が禁じられた時代に、その証明を命懸けで果たそうとする人間たちの衝撃の継承物語。先日、キャストの坂本真綾さんのインタビューをご紹介しましたが、ここでは津田健次郎さんのインタビューをご紹介!
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津田さんが演じるのは、いち生活者でありながら、「地動説」支持者を徹底的に排除する、そのためにはどんな残虐な拷問も殺しも厭わない異端審問官・ノヴァク。津田さんがこの物語の"悪役"に魅力を感じるのはなぜなのか。以下、インタビューの一部を抜粋してお届けします。
昔から『スター・ウォーズ』で言えばダース・ベイダーが好きですし、悪役がかっこいいとは思っていました。それにプラスして言うと、矛盾があることこそが人間でしょう?みたいな面白さがありますよね。自分も含めて人間はそもそも矛盾だらけで、それがノヴァクにもただある、ということだと思います。ノヴァクの場合は、その矛盾にエッジが効いて出てきているだけ。残虐な拷問を行う異端審問官でありながら、いち生活者として普通の人でもある。ここでは異端なのはラファウ側で、“ノーマル”なのはノヴァク側。やっていることの残虐性は普通の生活者にはないものですが、考え方は何もおかしくない
ノヴァクについて、『チ。』という物語について語る中で、その冷静で穏やかな語りからは津田さんが普段どんな目で社会を見つめているのか、その眼差しをも垣間見た気がして思わずこみ上げるものがありました。全文はぜひ誌面にて、ご確認いただきたいです。
そして! その佇まいに圧倒されるポートレートも掲載。この日、先に撮影していた津田さんのポートレートを見た坂本さんがひと言、「津田さんはいつお見かけしても素敵ですね」とにっこり微笑まれたのに全力で首を縦に振る編集部でした。(田畑早貴)
CUT10月号は現在以下にて購入可能です。