【JAPAN最新号】back number初のアリーナ対バンツアー、福岡公演 with SHISHAMOレポ! すべてを注ぎ込んだステージ、清水依与吏は全身全霊で愛を叫んだ

【JAPAN最新号】back number初のアリーナ対バンツアー、福岡公演 with SHISHAMOレポ! すべてを注ぎ込んだステージ、清水依与吏は全身全霊で愛を叫んだ
back numberが初の対バンアリーナツアーを開催すると聞いたときは、驚きとともに大きな喜びを感じた。開催告知に寄せられたメンバー3人のコメントにもワクワクした。そのコメントの中で清水依与吏(Vo・G)はこんな言葉を残している。「既存のback numberという概念を飛び越えて120%のエネルギーで臨まなければ俺たちなど一瞬で蹴散らしてくれる人達にお声がけしました。(さいたまスーパーアリーナを除く)」。「さいたまスーパーアリーナを除く」という但し書きはそこでの対バン相手が「清水依与吏」だからなのだが(それはそれでめちゃくちゃ観たい)、注目すべきは「既存のback numberという概念を飛び越えて」「俺たちなど一瞬で蹴散らしてくれる人達」という言葉である。ここに、なぜ今back numberがこうしたツアーをやるのか、その意味が込められていると思う。

彼らが今回「anti sleeps」と名づけたこのツアーに招いたゲストの面々にも、「概念を飛び越えて」という意図がはっきりと示されている。地元の仲間、敬愛する先輩、同世代の盟友、自分に刺激を与える存在である後輩、そしてバンドとは違うやり方でシーンで戦い続けているシンガーソングライターやグループ。オファーの理由や関係性はそれぞれだろうが、この幅広いラインナップと(清水のコメントによれば)「血湧き肉躍る攻防戦」をやってやろうという今のback numberのモードとはどんなものなのか。それを見届けたくて、9月1日、福岡に飛んだ。

前置きが長くなったが、ツアー4ヶ所目、マリンメッセ福岡A館の2デイズでback numberが迎えるのは、今回のメンツの中では唯一の女性バンド、SHISHAMOである。台風一過の晴天に恵まれた福岡で、SHISHAMOはback numberへのリスペクトを全面に出しながらまっすぐに自分たちのライブを繰り広げ、back numberはその思いをこちらもまっすぐに受けて立った。

文=小川智宏 撮影=田中聖太郎
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年11月号より抜粋)


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