リリー・アレン、捏造ビッグ・マウス嫌疑に勝訴


デヴィッドとヴィクトリア・ベッカム夫妻、アシュリー、シェリル・コールらをリリー・アレンがこき下ろしたという虚偽の報道をフランスのサッカー雑誌ソー・フット誌が掲載した事件で、リリー側は賠償金をかちとることに成功した。

去年、ソー・フット誌はリリーがベッカム夫妻、アシュリー、シェリル・コールらについてネガティヴなコメントをしたと報じていたが、今回出版社側は実際にはリリーがそうしたコメントをしていなかったことを認めたとBBCが伝えている。

ソー・フット誌の記事中では、リリーはヴィクトリア・ベッカムを「怪物」と呼び、シェリル・コールについては「バカで上っ面だけ」呼ばわりしたということになっていた。

リリーの弁護士のマーク・トムソンはこう説明している。「ソー・フット誌がその記事中で原告が行ったという発言を実際にはしていなかったことをソー・フット誌は今では認め、さらにこれまでの雑誌側の主張とはうらはらに、実際には原告とのインタビューも行われていなかったことを認めています」。

実際にリリーが受け取る賠償金の額については明らかにされていない。これにあわせて、出版社側は正式な謝罪文も発表することになった。

ジャケット写真は「それはワタシじゃない、アンタでしょ」なアルバム『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』。


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