パーラメント=ファンカデリックの総帥として有名なジョージ・クリントンだが、ブラック・アイド・ピーズを著作権侵害で訴えている。
問題となったのはブラック・アイド・ピーズの“シャット・アップ”という曲で、特にこの曲のリミックスがファンカデリックの名ファンク・トラックにして79年の大ヒット曲の“ニー・ディープ”をジョージの許可なしに使用しているとジョージ側は訴えている。
『エレファンク』に収録されている“シャット・アップ”は特に問題ないのだが、超絶的なヒットとなった前作『ジ・イー・エヌ・ディー』の限定デラックス・エディションに収録された“シャット・ザ・ファンク・アップ”というこの曲のリミックス・バージョンに“ニー・ディープ”のサンプリングが使われていて、この許可をジョージは出していないと訴えている。
これまで“ニー・ディープ”はMCハマー、デ・ラ・ソウル、スヌープ・ドッグらにもサンプリングのネタとして使われてきている。今回、ジョージは損害賠償金として15万ドル(約1260万円)とこれ以上の販売流通を阻止する措置を要求しているという。
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