ニュー・アルバム『悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~』を11月17日にリリースしたエレファントカシマシ。20枚目にして、何度目かの黄金期を告げる傑作である本作の頭から最後までを、宮本浩次がじっくりと語った。掲載は12月15日発売の「bridge66号」。
「遅ればせながら、ストレートな思いを歌に歌うことが、実は一番難しくて、一番素敵なことだっていうことに、なんか気づいてきた感じがします」
「日常がほんとに、歌の中にストレートに反映するようになってきたんで、いよいよ俺も本物になったかなっていうふうに思います、はい」
インタビュー中、宮本はこのように語る。メロディメーカーとして、ロックンローラーとして、ボーカリストとして、宮本の最強ポイントが完全に詰め込まれ、なおかつ1枚の作品として強く明快なメッセージを持って作られたこのアルバム。そしてこれまでにないほど強く明快なメッセージを持って、この1枚は作られたようだ。
アルバムを1曲ずつひもとく中で、さらに宮本は以下のように語る。
「まあ、孤独な時間をみなさんと共有できる、1曲目と最後の曲かな、っていうふうには思ってるんですけど」
記事には撮り下ろし写真も多数掲載。全18ページにわたるロング・インタビューだ。