カート・コバーンが最初に叩き壊したギターが展覧会に出品

カート・コバーンが最初に叩き壊したギターが展覧会に出品 - 1993年作 『イン・ユーテロ』1993年作 『イン・ユーテロ』

ニルヴァーナの出身地、ワシントン州シアトルで『Nirvana: Taking Punk to the Masses』という展覧会が開催されるが、ここでカート・コバーンがステージで初めて叩き壊したギターが陳列されるという。

ギターはユニヴォックス・ハイ・フライヤーというモデルで、その叩き壊された本体や破片などのほか200件近い遺品や記念品が展覧会では展示される。その中にはカートが1991年から94年にかけてよく着用していたことで知られるくすんだ黄色のカーディガンや、『イン・ユーテロ』ツアーでステージの背景に設置されていた翼を広げた天使像、あるいはベースのクリスト・ノヴォセリックがカートとバンドを組むのを了承するきっかけとなった“スパンク・スルー”や『ブリーチ』収録の“フロイド・ザ・バーバー”のカート直筆の歌詞原稿なども含まれる。

展覧会はシアトルのエクスペリエンス・ミュージック・プロジェクトで4月16日から22日まで行われる。

展覧会についてクリストは「カートが音楽やカルチャーに貢献したことを祝福するようなコレクションが披露されるのはすごいいいことだと思うよ」と語っている。

「ニルヴァーナというバンドの核にはある物語があるんだけど、だけどそれはまたたくさんの人々、いろんなバンドやいろんな団体をも巻き込んだ物語にもなっていて、そのことがひとつの大きな音楽コミュニティーを形づくってるんだよね」

さらに、展覧会会場ではクリストのほか、『イン・ユーテロ』のプロデューサー、スティーヴ・アルビニや『ブリーチ』のプロデューサー、ジャック・エンディーノ、さらにオリジナル・ドラマーのチャド・チャニングなどといったニルヴァーナ関係者の収録談話が聴けるという。

また、この展覧会と合わせて『Taking Punk to the Masses: From Nowhere to Nevermind』という単行本も刊行される。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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