ニルヴァーナのクリス、カート・コバーンなら偉大な芸術家か僧侶になれたと語る

ニルヴァーナのクリス、カート・コバーンなら偉大な芸術家か僧侶になれたと語る

ニルヴァーナのクリス・ノヴォセリックはカート・コバーンについて偉大な芸術家か僧侶に向いていたのではないかと語っている。

クリスはスピン誌の創業者のボブ・グッチオーネJr.の動画インタヴューを受けていて、ニルヴァーナや1994年に自殺したカート・コバーンについて振り返っている。たとえば、ニルヴァーナがその後続いていたらどうなっていたと思うかという問いには次のように答えている。

「これだけはわからないからね、かなりしょぼいことになってたかもしれないよ。フー・ファイターズとデイヴ・グロールなんかをみればわかるよね、今、世界最強のバンドで、結局ロックンロールの旗を掲げ続けたのはフー・ファイターズで、世界をリードしてるわけだよね。そうなるなんて誰にもわからないものなんだよ。カートについては生きてほしかったし、どっかで僧侶とかにでもなってたらよかったのにって思うよ。僧侶だったらすごい人物になってただろうと思うし、絵描きでもたいした人物になれただろうし、彫刻家でもよかったんじゃないかな。芸術家として本当に才能に恵まれていたから、なにをやるにも事足りてたし、別にわざわざ音楽をやらなくてもよかったんだよね」

さらに、最後のヨーロッパ・ツアーの滞在先のイタリアのローマでカートが自殺未遂事件を起こしたことについては次のように振り返っている。

「あれはやっちゃいけないことだった。やっちゃいけないことだったんだよ。わかんないけど。っていうか、いつどこでも起きてるようなことだし、毎日起きてるようなことだよね。ヘロインでまともに考えられなくなってたんだろうと思うよ。最後の頃、会ったのを憶えてるけど、すっかり薬でやられてる感じだったから、あんなことをやったのは、明らかにしっかり頭で考えることができなくなってたからなんだよ。ローマの後、ローマでカートは自殺未遂を起こしたんだけどね、それからは本当に妙な雰囲気だったよ。すっかり口数も減って、あんなことやっちゃいけなかったんだけど、やっちゃって、本当に悲惨だし、なのにやっちゃう人がいるんだよね。そういうことをされて、俺も深く傷ついたよ」
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