エリカ・バドゥ、フライング・ロータスとコラボレーション進行中
2011.04.12 12:30
昨年の3月にリリースされた『ニュー・アメリカ・パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)』からのファースト・シングル“ウィンドウ・シート”のビデオではジョン・F・ケネディ大統領が1962年に暗殺された現場で全裸パフォーマンスをしてしまうという衝撃の内容を届けたエリカ・バドゥ。その後、エリカは“ウィンドウ・シート”と“ターン・ミー・アウェイ(ゲット・マニー)”のリミックスを音源にする続編ビデオを制作し、今度はリック・ロスとともに店に強盗に入り画面には映し出されないが銃声が最後に響く内容になっていた。これは“ウィンドウ・シート”の全裸ビデオの撮影が迷惑条例違反だとして500ドル(約4万2千円)の罰金刑に処されたことへの暗黙の反論で、「では、人を殺す音楽ビデオならいいのか」というメッセージが込められていたはずだ。
そして、今年の2月にはアルバムからの3番目のビデオとなる“ゴーン・ベイビー、ドント・ビー・ロング”をフライング・ロータスが演出していたことが明らかになったが、ここにきてフライング・ロータスがエリカの新作のプロデュースも手がけていることがわかってきた。
これは4月10日に南カリフォルニア大学でDJセットを行ったフライング・ロータス自らが明らかにしたことで、さらにそのフライング・ロータスのツイートによれば、エリカは4月17日にコーチェラ・フェスティバルで行われるパーティでDJを務めるとか。いずれにしても、鬼才といわれる2人だけにコラボレーションの行方は非常に楽しみなところだ。
なお、ブライング・ロータスによる“ゴーン・ベイビー、ドント・ビー・ロング”のビデオは近未来風でラフなタッチのアニメがかった作りになっている。
“ゴーン・ベイビー、ドント・ビー・ロング”を観るにはこちらから(→http://vimeo.com/19749132)
“ウィンドウ・シート”と“ターン・ミー・アウェイ(ゲット・マニー)”のリミックスのビデオはこちらから→(http://www.youtube.com/watch?v=gbDA7cfsjjM&feature=player_embedded)