2010年末に東京ドーム単独公演を行ったthe GazettE。この公演がバンドにもたらした葛藤と成長について、ルキ(Vo) と(麗/G)が率直に語った。
東京ドーム公演は、今の彼らの勢いを象徴するように、バンドのパフォーマンスの魅力が全て発揮された素晴らしいものだったという。しかし、ヴィジュアル系シーンのトップを走るバンドとは言え、キャパシティに関しては時期尚早ではないかという声も開催前から上がり、実際に集客面では苦戦を強いられることになった。
ではなぜそのような状況で、バンドはあらゆるプレッシャーを押しのけて、最高のパフォーマンスを発揮することが出来たのか。
現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN6月号』のインタビューで、ふたりは東京ドーム公演を振り返る。
「ツアーの地方でドームの集客の数字を見せてもらって『あっ、じゃあフラットに楽しんでいいんだ、これ』みたいな」(麗)
「(東京ドームは)良い起爆剤になったと思います。何かとんでもない壁があるとそれが刺激になって、ブワッと活気が溢れるというか」(ルキ)
そしてバンドは東京ドーム公演を越え、2011年はよりのびのびと制作に励んでいるという。5月25日にリリースされるニューシングル『VORTEX』について、以下のように語る。
「これはthe GazettEの中でもポップだと。意外とこれがスタンダードだったりするんですよね、うちらの。茶の間に近づくのはいつになることやらわかんないですけど(笑)」(ルキ)
なお誌面にはメンバー5人の撮りおろし写真も掲載している。
the GazettE、東京ドームまでの苦闘と2011年の追撃を語る
2011.05.04 09:00