4月にクリブスからの脱退を明らかにした元ザ・スミスのジョニー・マーは、今年の10月からニューヨーク公演を皮切りに世界ツアーに乗り出すことを明らかにしている。
ジョニーは現在、アルバム2枚分を制作中とのことで、さらにはイギリスのコメディ・ドラマ『The Increasingly Poor Decision of Todd Margaret』のセカンド・シーズン用のスコアも制作中とのこと。アルバムについては、ラインナップを刷新したヒーラーズとしてリリースするとのことで、さらに2012年1月にはフェンダーから自身のモデルのギターを発表する予定だとビルボード誌が伝えている。
現在、アルバム2枚分も音源を制作している理由についてジョニーはこう説明している。「いったん新作をリリースしてからまたフォローの作品の制作のためにスタジオに戻る時間を省きたくて、充分以上に書き貯めておきたいんだ」。
また、ツアーについてはいったん出てしまったら、しばらくノン・ストップで続けたいと明らかにしている。「今の状況を利用して、いったん帆を上げたら、もうしばらくそのままにしておくつもりだよ」。
その一方で、ジョニーは映画サントラにもここ数年関わってきていて、2010年のレオナルド・ディカプリオ主演の『インセプション』のサントラに客演したり、あるいは2011年の『The Big Bang』に至っては初めてスコアをすべて自身で手がけている。このサントラ制作についてジョニーはこう語っている。
「1日ずつ数場面用の音を書き続けていくというやり方は今、ぼくが制作しているレコードのやり方のすごい参考になったんだよね。没頭したり実験を繰り返している猶予はなかったんだよ。ぼくは締め切りをきっちり守りたいタイプだしね」
なお、アメリカでは5月24日に『The Big Bang』のブルーレイがリリースされる予定だ。