ザ・フーのピート・タウンゼントは1973年の代表作のひとつでロック・オペラとして有名な『四重人格』のツアーを来年行うことを明らかにしている。
ピートはザ・フーのオフィシャル・サイトのブログでツアーの計画を発表しているが、まだ具体的な日程などについては明かさず、「来年」決行するとだけ語っている。なお、ロジャー・ダルトリーがソロとして現在イギリスで行っている『トミー』ツアーにピートは参加していないが、これについては次のように語っている。
「現在ロジャーと一緒に自分がツアーをしていないのは、これが完全にロジャーの冒険であって、ロジャーが楽しんでいるものだからで、ぼくは今回の『トミー』ツアーにはまったく関わっていないというだけのこと。ロジャーのことは心から応援しているし、来年の『四重人格』で一緒にやるのを楽しみにしています」
ロジャーの方は今回の『トミー』ツアーにピートを同行させなかったのはピートの「聴覚障害がひどくなっているから」と先月ローリング・ストーン誌に語っていたが、ピートはこれに対して自分の聴覚は「いまだかつてなく絶好調だ」とブログで書いている。
最終的にロジャーの『トミー』ツアーにはピートの弟サイモンがギターとして同行しているが、イギリスのウォリックシア、ハロゲイト、パウダラム・カッスルの3公演はチケットの売れ行き不振で中止に追い込まれたという。
今後、ロジャーはダブリンとマン島での公演を経て、ヨーロッパのフェスに出演して『トミー』ツアーを終える。
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