ワシントン州アバディーンの市関係者や住民は、この街が生んだスター、カート・コバーンにこれ以上大がかりな記念碑は必要ないとの結論に達したようだ。
市内にあるヤング・ストリート橋をカート・コバーン橋に改名する議案が、アバディーン市議会で10対1の大差で否決されたと、AP通信が伝えている。『ネヴァーマインド』の“サムシング・イン・ザ・ウェイ”にも登場するヤング・ストリート橋は、若き日のカートがこの下で暮らしていたと伝えられる、ファンにとっては伝説的な場所だ。
どうやら、この改名案はアバディーン市民の大きな反発を招いたようで、公聴会に出席した市民のうち8人が反対の意見を述べ、市議会議員の中からも薬物問題を抱えていたミュージシャンの名前を橋に冠することに不満の声が漏れた。否決との結果が発表された時には、傍聴席から拍手まで起きたという。
ただしカートに多少なりとも敬意を表し、ウィシュカ川にかかるこの橋のたもとの一角を「コバーン・ランディング(カート・コバーンゆかりの地)」と名付ける案は、原案通り可決された。