1994年にお蔵入りしていたダフト・パンクの音源“Drive”がリリースへ
2011.08.04 14:30
ダフト・パンクは名作となったデビュー作『ホームワーク』を1997年にヴァージンからリリースする前、スコットランドのテクノ・レーベル、ソーマ・クォリティ・レーベルから“ザ・ニュー・ウェーヴ”“ダ・ファンク”をそれぞれにリリースしていたことで知られているが、その当時ソーマに送られていた未発表音源が発掘されたことが明らかになった。
ソーマによれば、古いDAT音源を整理していたところ、「Daft Drive」というラベルの張られたテープを発掘し、1994年に制作されたダフト・パンクの“Drive”という音源だったことが判明したという。ソーマのオフィシャル・サイトではこの音源の経緯についてこう説明されている。
「テープはもともと“ローリン・アンド・スクラッチン”とともに送られて同じシングルとしてリリースされる予定の音源でした。ただ、ソーマはこの利発でテクノ好きなフランス人アーティスト・デュオに“ダ・ファンク”を “ローリン・アンド・スクラッチン”と併せてリリースするため早急に仕上げて送ってほしいと要請し、“Drive”はその後のリリース用にお蔵入りになったのでした」。
その“Drive”がようやく日の目を浴びることになったわけだが、レーベルの歩みを振り返るCD3枚組のボックス・セット『Soma Records: 20 Years』のオープニングを飾るトラックとして収録されている。ボックス・セットは9月19日にリリース予定で、CD1はダフト・パンク、レーベルのオーナーでもあるスラム、ブラック・ドッグらのアーティストの音源のコンピレーションとなっている。CD2はスラムによるDJミックス、CD3はシリコン・ソウルによるDJミックスとなっている。
『Soma Records: 20 Years』の収録曲など詳細はこちらから→
http://www.somarecords.com/shop/music/soma_cd95/
『Soma Records: 20 Years』の1部のトラック・プレヴューはこちらから→
http://soundcloud.com/soma/sets/soma-20-years-triple-cd-1/s-eewDx