カサビアンのサージ・ピッツォーノ、自分たちはアヴァンギャルドでありつつ売れてきたと語る

カサビアンのサージ・ピッツォーノ、自分たちはアヴァンギャルドでありつつ売れてきたと語る - 2009年作 『ルナティック・アサイラム』2009年作 『ルナティック・アサイラム』

9月21日に新作『ヴェロキラプトル!』をリリースするカサビアンだが、これまで「アヴァンギャルドな」アルバムをリリースしつつ、レコードをたくさん売ることもできて自分たちは恵まれていると感謝していると語っている。特に前作『ルナティック・アサイラム』が成功したことに今でも驚いているとギターのサージ・ピッツォーノはサン紙に語っている。

「あのアルバムでこれだけでっかく売れるというのは本当に大きな達成だったよ。ぼくたちが最も誇りに思う瞬間なんだ。あのアルバム・ジャケットを見て、あのタイトルを見て、決して売れるべき作品じゃないのに、それが売れたんだよね。おかげでぼくたちは新しいファン層にも恵まれることになって、新しい信念を持つこともできるようになったんだ」

さらにサージはこう続ける。

「ぼくたちは平均的な普通のロック・バンドじゃないからね。アヴァンギャルドなんだけど、イギリスではどのアルバムについても100万枚売れてるんだよ。これはかなりの数っていうことになるんだよね」

また、サージは自分たちのバンドのアルバムごとの歩みはどこかビートルズにも似ているとも語っている。

「今度の新作ではファースト・アルバムの要素が断片的に入ってきてるんだよね。これまでの3枚の一番いいところを集めたコレクションのような作品なんだ。ビートルズなんかはアルバムごとに前に進んでいったわけで、ぼくたちもそうしてきたと思うんだよ」

バンドの最新シングル“Days Are Forgotten”は9月12日にリリースされる予定だ。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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