ザ・フレイミング・リップス、今度は1曲24時間のトラックを本物の頭蓋骨に入れてリリース

2009年作『エンブリオニック』

先頃、6時間に及ぶ新曲について明らかにしたザ・フレイミング・リップスは、今度は24時間にも及ぶシングルを本物の頭蓋骨に収めてリリースすることを明らかにしている。

これまでバンドは新録トラックを収録したフラッシュ・メモリーをグミ製の頭蓋骨に埋め込んだ“Gummy Skull Bear”をリリースしているが、今回は本物の頭蓋骨を使ってハロウィーンにあたる10月31日にリリースするという。ウェイン・コインは、地元オクラホマ州にある解剖学用骨格見本を提供している業者のスカルズ・アンリミテッド社がどのようにこうした頭蓋骨を用意しているのかを次のようにCMUに語っている。

「ぼくたちのやろうとしていることは少しも猟奇的であったり、法に触れているところもないからね。実はこうした標本になる頭部はある作業所に持ち込まれ、皮膚を餌にしている甲虫に与えられるんだよ。できれば、写真をツイートしたいところなんだけど、それは許可できないってことなんだ。とにかく、虫はどんな小さな皮膚の破片もひとつ残らず食い尽くして、あとには頭蓋骨だけが残るという具合なんだ」

ちなみに頭蓋骨入りの音源は1体5000ドル(約38万円)で限定5体がすでに売り切れたというが、リリース日の10月31日にはこれほどえげつなくないバージョンもリリースされるという。

なお、先にリリースされた6時間トラック“Found A Star On The Ground”の収益はセントラル・オクラホマ大学の現代音楽アカデミーとセントラル・オクラホマ人文協会に寄付されたという。この曲についてウェインは「ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとスーパーマリオ・ブラザーズが出会った感じ」と説明していた。


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