レディオヘッドのトム・ヨーク、R.E.M.のマイケル・スタイプから解散の予告は受けていたと語る
2011.10.25 21:15
9月21日に突然発表されたR.E.M. の解散をめぐって、レディオヘッドのトム・ヨークは実はマイケル・スタイプから解散が迫っていることをショートメールで知らされていたと語っている。
R.E.M.は9月21日にバンドのオフィシャル・サイトで31年続けてきた「バンドをやめることをみんなで決めた」と宣言して大きな衝撃となったが、トムはローリング・ストーン誌にこの知らせにさほど驚かなかったと語っている。
「もうしばらくその方向で進んでいたんだと思うけど、ぼくとしてはマイケルが大丈夫なのかどうか、それが心配だったんだ」
また、R.E.M.の発表の数日後にレディオヘッドはアメリカのテレビ番組『サタデイ・ナイト・ライヴ』に出演していて、その番組収録のためニューヨークに赴いた際にマイケルとも時間を過ごしたという。トムはその時のことをこう語っている。
「一緒にぶらぶらしたんだけど。『サタデイ・ナイト・ライヴ』に来てくれたんでね。会えて本当によかったよ。すごくすっきりしてて、活き活きしてて、大丈夫そうだった」
トムとマイクの仲は、1995年のR.E.M.の『モンスター』ツアーにレディオヘッドがサポートとして同行した頃に遡るといい、この時のツアーではトムは毎晩R.E.M.のライヴを観たと語っている。
「R.E.M.を観てて気に入ったのは、これはぼくたちもすぐに見倣うことにしたんだけど、なにかが起きる時のあのバンドの見守り方だったんだよね。そこに油を注ぐんじゃなくて、ただ見守って火が熾っていくのを見届けていくっていうね」
「時にはセットの半ばを過ぎてようやくそうなったりするんだよ。その時点ではまださっぱり燃え上ってないんだよね。でも、誰も焦っても取り乱してもいないんだ。そのまま流れに合せてるんだけど、それが突然、爆発するんだよ!」
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