ソニック・ユースのリー・ラナルド、バンドの将来については楽観的だと語る

ソニック・ユースのリー・ラナルド、バンドの将来については楽観的だと語る - ソニック・ユース 1990年作『GOO』ソニック・ユース 1990年作『GOO』

ソニック・ユースのベースのリー・ラナルドは来年の3月に自身のソロ作品『Between the Times and the Tides』をリリースすることを発表しているが、ソニック・ユースとしての将来についても極めて楽観的であることを明らかにしている。

10月にバンドの中核メンバーであるサーストン・ムーアとキム・ゴードンの離婚が発表され、にわかにバンドの存続も危ぶまれていたが、その後、バンドは南米ツアーに赴き、その時の様子をリーは次のように振り返っている。「(離婚は)ぼくには青天の霹靂っていうわけでもなかったし、いろいろプレスやそのほかでも話としては出回ってはいたからね。実際、ツアーの方はすごくうまくいったんだよ。もちろんおっかなびっくりなところもあったし、これまでと違った状況もあったけどね。ふたりがもう一緒のホテルの部屋に泊まってないとか、いろいろさ。でも、基本的にライヴはすごくうまくいったとぼくは思うよ。ただ、この時点ではこの先どうなるのか、見届けるまでだという感じだね。しばらくの間はあれを最後にライヴもないだろうし、あとは成り行き次第だよね」。

「この時点でなにが起きようとも、将来に対しては楽観的に感じるよ。もちろん、どんなバンドにも寿命はあるし、ぼくたちはどのメンバーについても自分が想像していたより長く一緒にやってきたと思ってるはずだし、ほとんどにおいてすごく楽しい活動でもあったとは思う。ただ、まだやり続けていくこともたくさんあって、アーカイヴを整理していくプロジェクトも山ほどあるし、それだってずっと続いてるものだから、音楽的にもそのほかの意味でも、ぼくたちはそれぞれに将来に向けてがっちり繋がっちゃってるんだよね」

なお、リーは自分のソロ・プロジェクトはバンドがなくなってやることがなくなったからソロに取りかかったという性格のものとはまるで違うということも断っている。少しずつ続けていた作業がたまたま今回の成り行きで、ソニック・ユースがしばらく休みに入りそうな時期に形になることになってよかったとリーは説明している。「ぼくがソロとしてやった最初のライヴにしても、これがたまたまキムとサーストンが離婚を発表した翌日になっちゃってさ。さすがにこれは妙な感じだったね」。
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