07年リリースの1stアルバム『Termination』がオリコン・デイリーチャート4位を記録、今年の夏には9本というフェス最多出演を果たし、ニュー・アルバムへの期待が否応なく高まる9mm Parabellum Bullet。いまや日本中が注目する2ndアルバム『VAMPIRE』を聴いた。
両A面シングル“Wanderland”のドラマティックなオープニングを経て、2曲目“Vampiregirl”を聴いた瞬間いきなりぶっとんだ。なんだ、この爆発的にキャッチーなメロディと歌詞は!? そんな新鮮な驚きと喜びは、アルバムを聴き進むにつれどんどん、どんどん、大きくなってゆく。轟音とかバカテクとか破壊力といった形容詞が似合う彼らだが、今作は、そうしたイメージを豪快に打ち破った、よりポップな破壊力を持った作品だ。とにかく歌メロのよさと、サウンド・アンサンブルの面白さがハンパじゃない。
夏フェス等でもおなじみのサーフロック“The Revenge of Surf Queen”を筆頭に、ワルツやジャズのフレーズや、後半のドラマティックで複雑な構成など、これまで以上に奔放な音たちがぶつかり合い、絡み合いながら、大きなグルーヴを生み出していく。楽曲の幅がぐんと広がっていることで、いままでには描かれなかった様々な色合いのエモーションが豊かに描かれているのだ。
タイトルの『VAMPIRE』は、いろいろなものを吸収する、という意味を持っているという。最新型ミクスチャー・バンドとして生れ落ちた9mmがさらなる成長を得て、とんでもなく独自でポップな存在へと進化した。そんなおそるべき怪物『VAMPIRE』が、あと1ヶ月で解き放たれる。
なお、9月20日発売のJAPAN10月号では、その新作インタビューを表紙巻頭で大特集!さらに、菅原卓郎(Vo/G)の生い立ちを明かす2万字インタビューも掲載される。(ロッキング・オン・ジャパン編集部)
9mm Parabellum Bullet
2ndアルバム
『VAMPIRE』
10月15日発売
<収録曲>
1.Wanderland
2.Vampiregirl
3.Trigger
4.Keyword
5.Hide & Seek
6.The Revenge of Surf Queen
7.Supernova
8.Faust
9.悪いクスリ
10.We are Innocent
11.次の駅まで
12.Living Dying Message
