現在発売中のロッキング・オン6月号では、フー・ファイターズのインタビューを掲載! 以下、本インタビューの冒頭部分より。
「この先目指すべきところはどこなんだ? この場所にたどり着くまで、ずっと仰いできた“北極星”はどこに行った? そして、いつまでこれを続けないといけないんだ?」(デイヴ・グロール)
インタビューが行われるロンドンの高級ホテルのスイートで、デイヴ・グロールは部屋の中で座る場所をあれこれとチェックしたのちソファを選んだ。「ちょっと横にならせてもらうよ」と言い、頭をソファにもたせかける。しばらくは脚をぶらぶらと振っていたが、履いている黒のレザーブーツの収まりどころを見つけると、胸の前で手を組んだ。靴を脱がずに足をソファに乗せるという行儀の悪さはパンク的だが、それを抜かすと、これは精神分析医のセラピーを受ける患者の典型的なポーズだ。「俺は70週間、週6日セラピーに通ってきた」と彼は言う。「この前、数えてみたら、430回以上通っていたよ」
今、フー・ファイターズは、デイヴが1980年代に始めたハードコアパンクバンド、スクリームの時代に立ち戻っている。通算12作目となるスタジオアルバム『ユア・フェイヴァリット・トイ』は、デイヴの小さなホームスタジオで、短期間でレコーディングされた。そうして生まれたのは、疾走感にあふれ、ラウドで怒りに満ちた荒々しさが炸裂するアルバムだ。
「ここ何枚かは、きっちりプロデュースされていて、ずっと手が込んでいた」と、サーフィンを愛するバンドのリードギタリスト、クリス・シフェットは語る。ソファに座る彼の隣には、メガネをかけた本好きのベーシスト、ネイト・メンデルがいる。「でもこのアルバムはそういうところがない。最高だったよ。手元にあるアンプやペダルを何でも使っていたから、選べるオプションが多すぎて思考停止に陥ることもなかった」
ネイトも同意見だ。「正直、この何年かは俺たちにとって難しい時期だった」と彼は振り返る。「何度か顔にパンチを食らった。だからこういう、粗削りで怒りに満ちた反抗心がニューアルバムにはある。これこそ、自分たちらしいサウンドに思えるね」
このアルバムの出発点になったのは、デイヴが一人で書きためた楽曲だった。「俺がある晩、30個か40個くらいあった曲のアイデアを全部、通しで聴いていた時に、これだ!という瞬間がやってきたんだ。アップテンポでガンガン行く曲を8つか9つ、並べてかけた時に、これが最高の曲順だと、ピンと来てね。『よし、これでレコードができる』って思ったよ」
(以下、本誌記事へ続く)
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