yanokami・矢野顕子、最新作『遠くは近い』とレイ・ハラカミへの思いを語る

yanokami・矢野顕子、最新作『遠くは近い』とレイ・ハラカミへの思いを語る

「このふたりならできることは無限にあるわけで。2枚目、3枚目、4枚目、どんどん作れるだけ作れるって思ってました」

2ndアルバム『遠くは近い』を12月14日にリリースしたyanokami。矢野顕子が現在発売中の「bridhe70号」のインタヴューに応え、この『遠くは近い』がいかにして生まれたのかを語った。今年7月に急逝したレイ・ハラカミ、そしてyanokamiのこれからについても思いを明かした貴重なロング・インタヴューだ。

「yanokamiをもっとポップにしたかった。恋人がドライヴする時に聴いてもらえるような音楽を作ろうって」

矢野顕子は『遠くは近い』についてこのように語る。『遠くは近い』は荒井由実、オフコース、The Rolling Stonesのカヴァーとオリジナルを含めた全9曲を収録。レイ・ハラカミのコーラスが生々しく、前作『yanokami』よりも一層ふたりの距離が縮まり、豊かに溶け合っているという。
yanokamiをパーマネントな活動としてやっていこうという意識の中、『遠くは近い』収録の新曲もリリース前からライヴで披露し、今年はいくつかの夏フェスへの出演も決まっていたが、7月にレイ・ハラカミが急逝。yanokamiの出演が決まっていたステージには矢野顕子ひとりで立つこととなった。yanokamiをひとりでまっとうすることの気持ちの複雑さを明かしつつ、インタヴューで矢野顕子はyanokamiのこれからについて以下のように語る。

「もっと、もっと創意工夫して、それでyanokamiを継続していく必要は非常に感じてます」

yanokamiの音楽が生み出す魔法を解き明かす、10ページにわたるロング・インタヴューだ。また記事には撮りおろし写真も掲載する。
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