パール・ジャムのストーン・ゴッサード、「実験的な」新作の進行状況を中途報告

パール・ジャムのストーン・ゴッサード、「実験的な」新作の進行状況を中途報告 - 2009年作『バックスペイサー』2009年作『バックスペイサー』

パール・ジャムのギターのストーン・ゴッサードは2009年の『バックスペイサー』以来となるバンドの新作の制作状況について、あと数曲で完成するかもしれないがバンドとしては特に急いでもいないとローリング・ストーン誌に明らかにしている。

4月24日にストーンは自身の別プロジェクト、ブラッドとしての新作『United We Stand』をリリースするが、パール・ジャムの新作の進行状況については次のように語っている。「何曲かレコーディングし終えてるし、もっとレコーディングしてから、さらに曲を書いていくことになるね。この先1、2曲くらいで作業は終わるかもしれないし、これからさらに6、7曲ほどレコーディングしていくことにもなるかもしれないし、なんともいえないね」。

「確かなのは俺たちも別に急いでないってことで、出さなきゃっていう切迫感はないんだ。一番重要なのは、過去にやってきたことをなぞるんじゃなくて、自分たちの表現の領域を押し広げ続けるようなことを試みることなんだ。そういう意味では実験を続けて、自分たちに刺激を与え続けるという意味でも俺たちにはいいタイミングになってると思うよ」

さらにストーンはこう続ける。「俺たちとしては、『これはパール・ジャムとしては変なレコードだな』って思われるようなことをやりたいんだよ。それでさらに10年くらいしてから、『あの時期のパール・ジャムが一番好きだよ』っていわれるっていうね。たいがい、そういうふうになるもんだし」。

さらにどういうサウンドになっているのかと訊かれてストーンは次のように答えている。

「スタジオでいろいろ俺たちがいじくりまわしてるような音だよ。必要以上に真剣にならずにね。ロックではそこが最大の問題になることが多いと思うんだけど、考えすぎちゃうことが多いし、すべてを完璧にしたり、必要以上にまとめちゃったりすることが多いんだよね。時にはね、整理しきっていないような音が逆にすごくよく響いたりするものなんだよ」

パール・ジャムは6月22日から24日にかけて開催されるワイト島フェスティヴァルでブルース・スプリングスティーンらとヘッドライナー出演する予定だ。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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