2007年の『ザ・ブラック&ホワイト・アルバム』以来となる5年ぶりの新作『Lex Hives』を6月5日にリリースするザ・ハイヴスは5年続いたブランクについて、「大変な数年間を凌いできた」と説明している。
ようやくアルバムを完成させたことにバンドもほっとした語るヴォーカルのハウリン・ペレ・アームクヴィストはこの長いブランクについてこう語っている。
「バンドにとっては本当にひどい数年間が続いたんだ。今はその暗い時代を切り抜けたけど、問題が山積してたんだよ。いろんな問題がね。ロックンロール的な問題さ。でも、今は前に進む準備ができたんだ」
具体的にはどのような問題を抱え込むことになったのか、また、その結果、メンバーの交替などは起きていないのかと訊かれてペレは次のように答えている。「ロック・バンドの伝記などで起きる問題のすべて、バンドにとって問題だと思えるようなことすべて、そういう問題だよ。でも、バンドの顔触れは同じだよ。今もそしてずっとこの先もね。メンバー交替以外の問題ならありとあらゆる種類の問題を経験したけれども、それだけはなかった。だから、同じバンドなんだ。今はすごくいい気分だし、強くなって、満足できて、この先をすごく楽しみにしてるよ」。
さらにペレは新作『Lex Hives』を自己プロデュースすることにしたのも時間がかかった原因ともなったと語っている。
「前作ではプロデューサーをたくさん指名したため、スケジュールを調整してスタジオに入れるようにするのにすごく時間がかかったんだよ。それで今度は自分たちでプロデュースすることにしたんだ。理屈としてはそれでもっと早く仕上がるはずだった。でも、結果はそうならなかった。現実的には、プロデューサーがいきなり5人現場に居合わせることになり、全員一致しないと意見がまとまらないということになったんだ。実際、アルバムをどうやって早く切り上げられるものか、俺にはわからないよ。そんなことは俺たちにはできた試しがないと思う」
アルバムからの先行シングルとしては“Go Right Ahead”がリリースされることになり、バンドは『Lex Hives』にあわせたツアーの詳細についても近日発表する予定だ。
“Go Right Ahead”を聴くにはこちらから→
http://www1.rollingstone.com/hearitnow/player/thehives.html
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