レディング・フェスのオーガナイザー「もしザ・スミスが再結成したら、その遺産を台無しにしてしまう」と語る


レディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルのオーガナイザーであるメルヴィン・ベンはザ・スミスが再結成したらその遺産を台無しにしてしまうのでしないでほしいと語っている。

1987年に解散してからスミスは何度も再結成を打診されながらもそれを受け付けてこなかった経緯があり、先のNME大賞授賞式でも再結成について訊かれた元ギターのジョニー・マーは現連立政権が総辞職したら再結成してもいいとうそぶいてみせていた。

その一方でベンはスミスの再結成には食指を動かされないとしていて、どうあっても再結成には反対だと次のようにNMEに語っている。

「もしスミスが今再結成したら、スミスが残した遺産はすべて台無しにされてしまうと個人的には思うな。もちろん、再結成したら、大の大人の男どもがおいおい泣き出すような騒ぎになるとは思うけど、ぼくとしてはスミスが再結成する図というのは見たくはないなあ」

その一方でオアシスの再結成に対してなにかわだかまりは感じるかと訊かれるとベンはないと語り、喜んでブッキングしたいと説明している。

「うまくいけば、オアシスもまたそうなる(再結成する)だろうけど、あんまり近くないといいな。オアシスっていうのはさ、なんか観た後で、いい気分になって家に帰れるバンドなんだよね。ライヴに行ってオアシスを観て不機嫌になって帰るっていうのはね、まずよっぽどのことじゃないとありえないと思うんだよ。その時が2015年なのか、2020年なのか、それとも2040年なのか、わからないけどさ、いつかそういうことになったらそれはきっと楽しいよね」


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