ニューヨーク・ブルックリンの住民らが公園をビースティーズのアダムにちなんで命名しようと提案

ニューヨーク・ブルックリンの住民らが公園をビースティーズのアダムにちなんで命名しようと提案

5月4日に亡くなったビースティ・ボーイズのMCAことアダム・ヤウクにちなんで、アダムが育ったニューヨークのブルックリンハイツの住人らが地元のスクイブ・パーク公園を命名し直そうと運動を起こしている。

MCAは2009年に耳下腺がんにかかっていると診断され、その後治療を続けていたが、5月4日に息を引き取ったことが明らかにされた。

なお、スクイブ・パークは現在スケートボード用の施設へと整備し直されていると『ビルボード』誌が伝えていて、今回の運動を進めているフェイスブックのキャンペーンは次のように訴えている。

「ニューヨークのブルックリンハイツにあるスクイブ・パークは現在スケートボード施設への改築工事が行われていて、ブルックリン・ブリッジ・パークの一部に組み込まれる予定になっています。ブルックリンハイツ・ブログではこの公園をブルックリンハイツの出身で、ミュージシャンで、人道主義者だったビースティ・ボーイズのアダム・ヤウクにちなんで命名すれば、とてもいい追悼になるのではないかと提案しています」

さらに提案はこう続けている。「アダム・ヤウク・パークとなる公園の通りの向かいにはハリー・チャピン運動場があり、こちらも偉大なブルックリンハイツの住民にして音楽家であり、人道主義者であった同名の人物にちなんで名づけられています」

また、先頃にはニューヨーク州議会もMCAへの追悼を議決している。議会は審議を中断し、高名なラッパーにして活動家として知られるアダム・"MCA"・ヤウクの死を本議会が悼むことを決議し、さらにユニットの初期には「様々なアーティスト・コミュニティによって活性化されていったニューヨークという都市を体現するようなアーティストだった」と、アダムとビースティー・ボーイズを称えた。

さらに議会はチベット解放運動の活動家や映画作家としてのアダムについても称え、巨大な才能とカリスマを備えた人物だったとしている。

アダムの死に際しては、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、コールドプレイ、ジェイ・Z、グリーン・デイ、エミネム、ウィーザー、トム・モレロやスラッシュらが追悼の意を表した。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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