キーンが亡くなったレディオヘッドのドラム・テクニシャンを追悼

キーンが亡くなったレディオヘッドのドラム・テクニシャンを追悼 - キーン 最新作『ストレンジランド』キーン 最新作『ストレンジランド』

レディオヘッドのステージの崩落事故に巻き込まれて亡くなったドラム・テクニシャンのスコット・ジョンソンを、同じく彼をドラム・テクニシャンとして迎えていたキーンが追悼している。

6月16日にカナダのトロントにあるダウンズヴュー・パークで予定されていたレディオヘッドの屋外ライヴで、開場1時間ほど前にステージの天井が崩落し、スコットが巻き込まれて亡くなったが、キーンは18日にバンドのオフィシャル・サイトで「大切な友人だったスコット・ジョンソンを僕達は失った」と悼んでいる。

「スコットは2004年以来、僕達のツアーのファミリーの一員になっていて、ドラム・テクニシャンのほか、ステージ・マネージャー、スタジオ・テクニシャンなども務めてもらい、ありあまるほどのものを提供してくれて、いつも物事の善意を汲んでもらっていました。いつでも当てになる、明るくて頼りがいのあるやつで、周りの者みんなをいつも元気づけてくれていました。スコットがいなくなってしまったなんていまだに信じられない。ぼくたちの思いはスコットのご家族や友人、レディオヘッドとスタッフのみなさんとともにあります。スコッティ、愛しています。寂しくなるよ」

事故ではほかに3人が負傷し、そのうちひとりが重傷だと伝えられている。また、キーンの追悼の前にはレディオヘッドのオフィシャル・サイトにドラムのフィル・セルウェイが追悼文を掲載している。

「ぼくたちはみな、友人であり同僚であったスコット・ジョンソンを喪って打ちひしがられています。スコットは素晴らしい男で、いつも前向きで人を支えて、ユーモアにも溢れる人でした。熟練したテクニシャンでぼくたちのスタッフのなかでも大切な顔ぶれでした。この先スコットがいたらと思うことは数知れないことになるでしょう。ぼくたちの思いと愛はスコットのご家族とスコットに近かった人たち全員とともにあります」

警察は現場の安全性の確認が取れ次第、事故の原因の捜査を始めるとしている。またステージが崩落した開場の約1時間前には会場の外にすでに観客の行列ができ始めていたという。事故後間もなくして救急隊が到着し、会場一帯は封鎖された。今回の事故で被害を受けたのは全員、機材の設定を担当していたスタッフだった。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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