映画『THIS IS ENGLAND』などで有名なシェイン・メドウズ監督によるザ・ストーン・ローゼズのドキュメンタリー映画は今年のクリスマスには完成しそうな見込みだとわかってきた。
映画のプロデューサーを務めるマーク・ハーバートは先週末にマンチェスターのヒートン・パークで行われたローゼズ3デイズの前に次のように今回の映画について語っていた。「クリスマスまでには公開したかったんだよね。でもね、今週末だけでもおそらく180時間から200時間分の映像を撮ることになるんだよ。カメラも現場に35台投入してるし。タイタニックのようなプロジェクトに手を出してるんじゃないかって気分になってきてるよ。でも、クリスマスまでに出したいんだ。それが夢だね」
さらにメドウズ監督も様々なプロジェクトをうっちゃって今回のローゼズ・ドキュメンタリーに専念してきていることを明らかにしている。「今年は別な映画を撮る予定だったんだけどね。それもものすごい予算の作品だよ。それがゴー・サインまで出てたんだから。それなのに今はこれをやってるんだよね。こっちの方が全然やりたかったんだよ」
プロデューサーのハーバートも『This Is England '90』の製作を予定していて、こちらでもローゼズの音源をサウンドトラックとして使うつもりだったのが、プロジェクトそのものを中座させていることを認めている。
「ほとんど狂気の沙汰だといってもいいのが、ぼくとしては今年『This Is England '90』の製作を予定していたということなんだ。ぼくとしてはこの作品が一番楽しみで、それというのもローゼズの音楽を使うことになっていたからなんだよ。この作品よりも優先事項になるプロジェクトというのは、ローゼズが再結成してバンド本人から自分たちの映画を撮ってくれないかって言われることだけだったんだ。なにをやってたとしても、全部いったんやめるっていう世界だったよ。これはこのために自分は生まれたという仕事だったからね」
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