ノエル・ギャラガーは8月12日のオリンピック閉幕式典でのビーディ・アイの"ワンダーウォール"の演奏について、ビーディ・アイとオリンピックの運営側がノエルの許可を事前に得なければならなかったことを明かしている。
XFMに出演したノエルは、ビーディ・アイと運営側はオーケストラも加えたこの日のパフォーマンスを事前にレコーディングしノエルの承諾を得ることになっていて、OKを出すまでしばらく運営側との駆け引きがあったことを次のように語った。
「連中はもう1度レコーディングして俺のところに送りつけてこなきゃならなかったんだよ。確かに数日間連中といたちごっこをしたわけで、俺もうんと言うまで金曜の夜10時まで引っぱったから向こうもいきりたってたよね」
ノエルはさらにこう続けた。「でも、ビーディ・アイに対してじゃないよ。あの運営側ね。まあ、俺がうんと言わなきゃどうにもならない話で、『俺的にはまあ問題ないんだけど、この新しいストリングスのアレンジはどうかなと思うよ』って言ったら、向こうは『ファーック! ライヴは日曜なのに!』っていう感じで。しようがないから『じゃあ、いいよ、それでやらせてやるよ』って応じたんだけど」
ちなみに12日の"ワンダーウォール"のストリングスのアレンジは閉幕式典の音楽監督を務め、映画音楽などで有名な作曲家デイヴィッド・アーノルドが新たに手がけたものだった。さらにノエルは自身も式典への出演を持ちかけられていたが、口パクをしたくないので断ったと語っている。
「ずいぶん前に出ないかって話が来てたんだけど、正直言って、あまりにも秘密主義でね。俺が『ほかに誰が出るの?』って訊いても『それは教えられないし、守秘義務にも同意しもらわなければならないんです』とかぬかしやがってさ。なんかイランの核兵器研究プロジェクトかって感じだったよ」
「っていうかさ、誰かがしゃべったところでどうなるっていうんだよね? ほかのテレビ局がそのネタを摑んで同じ面子でその前の晩にイヴェントをやりかねないとか言いたいのかよ? その後、連中はアコースティックをやってくれないかとか、挙句の果てには口パクでいいかとか言ってきてさ。俺だって別にテレビ出演とかだったら、いくらでも口パクでも構わないよ。でも、8万人お客さんがいてさ、スタジアムでやるっていうんだったら、それで振りだけするってわけにもいかないだろ? 俺にだってライヴ演奏はできるんだからさ!」
ノエルはさらにこう続けた。「運営側のひとりにさ、訊いたんだよね。『なんで俺に口パクをさせたいの?』ってね。そうしたら『大きなライヴだからです』だって。マジかよっていう。俺さ、これが生業なんだぜ! 最後の方はね、『あのなあ、いいこと教えてやるよ、テレビで観てた方がましだわ』って感じだったね」
なお、ノエルは14日に戦災にあった児童を支援するウォー・チャイルドに向けたチャリティ・ライヴに8月14日に出演し、オアシスの"ワンダーウォール"を「ストラトフォードで最高のオアシス・トリビュート・バンド」に捧げた。
ライヴはカムデンのディングウォールズで行われ、ノエルはアコースティックでライヴを披露したが、"ワンダーウォール"のほか、"スーパーソニック"や"ドント・ルック・バック・イン・アンガー"などを披露した。
また、ノエルは1997年のオアシスのシングル"ドゥ・ユー・ノウ・ワット・アイ・ミーン?"のB面曲となった"エンジェル・チャイルド"をライヴで初めて披露し、「レコーディングして以来、自分でも初めて聴くくらいだよ」と曲を観客に紹介した。
ノエルのセットリストは以下のとおり:
'(It's Good) To Be Free'
'Talk Tonight'
'If I Had A Gun'
'Supersonic'
'Wonderwall'
'Whatever'
'AKA... What A Life!'
'D'Yer Wanna Be a Spaceman?'
'Half The World Away'
'Angel Child'
'Don't Look Back In Anger'
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