今年のフジ・ロック、レッドマーキーに集ったオーディエンスを澄み渡る歌声で魅了したリリー・アレン。その型破りな言動は人々の注目の的、それゆえにパパラッチからの人気も高く、過去には勢い余ってパパラッチを蹴り飛ばしてしまったところを激写されてしまったことも。

８月17日付のＤaily Mail.comによれば、相も変わらず押し寄せるパパラッチ達に対し、リリーが新たな対応策を編み出したという。８月17日の０時すぎから早朝にかけて、ロンドンのソーホーにある人気のナイトクラブPUNKに遊びに行ったリリーは、クラブ出入り口で待ち構えるパパラッチたちに撮られないように、インテリア・ショップHabitatの巨大なショッピング袋に自分を入れ、友人３名に抱きかかえられながらクラブから脱出したという。リリーをお運びする役目を仰せつかった友人の中には、TV司会者のミグイタ・オリヴァーの姿も。友人達はリリー入りの巨大な袋をクラブ近くの廃墟ビルに運び、そこで待機していた車に袋ごとリリーを押し込んだのだとか。これには周囲にいた来場者、パパラッチたちも呆気にとられてしまったという。結局はその一部始終がばっちりと激写されタブロイド誌やDaily Mail.comに写真が掲載されるに至ってしまったので、今後もこのパパラッチ退避法が採用されるかは、不明。

なお、リリー・アレンは翌８月18日、19日にVフェスティヴァルに出演した。明けて８月20日には自身のMySpace公式ページにおいて、Vフェスティヴァルの観客達に感謝の言葉を述べるとともに、アルコール依存症やドラッグ問題などで巷をにぎわせるエイミー・ワインハウスに対して「私の周囲にはドラッグの乱用とアルコール中毒の問題が横たわっていたから、それがいかにシリアスな問題かっていうことと、それらの問題を軽視してはいけないということがよくわかるの。私が何か言わないと、みんなが提供されている（エイミーにまつわる）ばかげた情報を信じるようになっちゃうと思って、どうしても私のエイミーをサポートする気持ちを書いておきたかったの」とエールを贈った。リリーは、８月24日にはポーランドのフェスに出演、８月31日にはアルゼンチンで、９月1日にはチリで公演を行い、ＵＳツアーに突入する。