ザ・ホラーズ、ホークウィンド的な新作制作に着手すると語る



ザ・ホラーズはフェス・シーズンが明けたら昨年の『スカイング』に次ぐ新作制作に取りかかることを明らかにしている。

新作の方向性についてギターのジョシュ・ヘイワードは次のように語っている。「新しい曲のモチーフにいくつか取りかかってるんだけど、まだ始めたばっかりだからね。人にはホークウィンドみたいな音になるよと言ってるんだけど、スタジオに入ったらいきなり全然違う展開を取り始めたりするもんだからね。大概そういうことになることが多いし。僕たちはやることをあらかじめて決めてしまうようなことはまずないんだよ。みんなで一緒に演奏した時にどういう手応えなのかってみんなで確かめ合っていくんだね」。

セッションはロンドン東部にバンドが新たに構えた元貨物倉庫のスタジオで行われるというが、レディオヘッドが期せずして自分たちにとって都合のいい状況を生み出してくれたとジョシュは語っている。

「レディオヘッドのエド・オブライエンがヤング・タークス・レコードを買い取ることになってスタジオの隣にあった事務所スペースから引っ越すことになったんだよね。それでスタジオのスペースがひたすらだだっ広くなって、延々とジャム・セッションを続けられるようになったんだよ。というわけで、エド・オブライエンは今ぼくたちが一番好きな人になったわけだね」

今年のレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルにもバンドは出演するが、ジョシュは昨年のリーズを越えるライヴはなかなか難しいかもしれないと次のように語っている。

「去年リーズに出演した時、"スティル・ライフ"の演奏中に急に電源が切れちゃったんだよね。ちょうど曲が盛り上がってくところでね。音がぶつって途絶えて照明も全部消えてみんな、なにをどうすればいいのかわからなくなっちゃってさ」

「(ヴォーカルの)ファリスにメガホンを渡してあげたくて僕は走り回ってメガホンを探してね。そうしたら観客が自分たちから歌い出したんだよ。それから5分間くらい僕たちも一緒にずっとコーラスを歌ったんだよ。あれはすごかったなあ。フェスが終わった時、リーズは世界で一番好きなフェスだと感じてたよ。だから、今年の出演の際には電源ソケットに水をかけて電源がショートするように仕込んでおこうかなと思ってね」

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