今年の11月に投票を迎えるアメリカの大統領選だが、モービーは自身のブログでなぜオバマ大統領の民主党を支持し、共和党のミット・ロムニー大統領候補とポール・ライアン副大統領候補を危惧するのかを語っている。
もともと自分が民主党を支持するのは「全国民のための無料か安価な教育制度、しっかりまかなわれた警察組織と消防組織、健全で保護された自然環境、すべての国民のための安全な飲料水の提供、職場での安全の確保、誰にでもまかなえる医療制度」などが必須だと信じているからだとモービーは語り、「もっといろいろ理由はあるはずだけど、基本的にこうした理由からぼくは常に民主党に投票している。こうしたものはすべてぼくにはとても重要なものだし、残念ながら過去20年間、こうした行政課題は民主党だけが代弁してきたという事実を見てきているんだ」と説明している。
また、ミュージシャンとして海外を旅して見聞を広めてきたモービーとしては、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国、日本などといった国では道路や学校の整備、清浄な大気や飲料水、芸術振興や健康な生活に市民が与かれるように国が積極的に資金を投じているとしていて、こうした国々では国防費は比較的少なく、社会インフラ、教育制度、医療制度に高い予算が当てられていると指摘している。
こうした国々は死亡率、殺人率、犯罪率、児童死亡率、文盲率などがいずれも低いこともモービーは挙げていて、共和党政権はこうした方針に逆行するものになると指摘している。
「別に誇張したいわけではなくて、単純に経験からいって、ロムニーとライアンによる共和党政権によるアメリカでは、教育を受けられる人が少なくなるんだよ。病人が増えて、死亡時の平均年齢も下がることになる。飲料水も安全ではなくなる。犯罪率も高くなる。大気も安全に吸えなくなる。国立公園も閉鎖される。博物館も閉鎖される。公立校も廃校になる。治療可能な病気で命を落とす人が増えるんだ」
これまでの共和党のロナルド・レーガン、ジョージ・ブッシュ、ジョージ・W・ブッシュ政権を挙げてモービーはこれらの政権の間にアメリカは教育制度、医療制度、環境問題、公共交通制度などの問題について「西側世界のほとんどの国から遅れることになってしまった」と指摘している。
「これまでの数十年間にわたった共和党政権の政策からわかる真実とは、共和党は次のことにしか関心がないということなんだ。石油会社と兵器産業の利を図ること、共和党への寄付をもたらすトップ1パーセント超富裕層の利を図ること、悪質な企業の好き放題にやらせることだね」