「日本のロックを置いてってやりたい」 ONE OK ROCK、最強のニューアルバムを語る

「日本のロックを置いてってやりたい」 ONE OK ROCK、最強のニューアルバムを語る

ONE OK ROCKが、約1年半ぶりとなるニューアルバム『人生×僕=』を3月6日(水)にリリースする。現在発売中の『ロッキング・オン・ジャパン4月号』では待望のアルバムを完成させたばかりの4人を直撃。「最強」の新作の全貌にせまる全員インタヴューを掲載している。全24ページに亙る、表紙巻頭ロングインタヴューだ。

Toru(G)「自分の中では『感情(エフェクト)』とか『Niche(シンドローム)』にあった曲調じゃないものを作りたいなと……4人の楽器以外の違う音を入れても、ちゃんと成立するアルバムになるだろうなって」

Ryota(B)「一番ロックなアルバムができたと思ってます。次に繋がるアルバムだし、とりあえず格好いい(笑)」

Tomoya(Dr)「今までにない曲がいっぱい出来て……今回は合宿もできたし。みんなでガッ!て作れた達成感はあります」

上記の様に、ニューアルバムの手応えや、その制作プロセスについて詳細に語るONE OK ROCKのメンバーだが、Taka(Vo)は新作について「改めて自分たちが1番だって思いたいし、思ってるし。だからこそこのアルバムで、他のバンドとONE OK ROCKの違いを見せつけたかったんです」と言及。今作に込めたバンドの「決意表明」については、次の様な刺激的な言葉で説明している。

Taka「『日本のロックを引っ張っていくみたいな感じでいるんですか?』って言われても、僕らとしては引っ張っていくつもりなんかなくて。置いていってやりたいんですよね。誰もついていけないところに行きたいから」

そして、アルバムタイトルが『人生×僕=』となったその理由についても、Takaは語る。

この言葉には、自分自身だけでなくオーディエンスの人生に寄せる、あるひとつの思いが潜んでいるという。

Taka「これは僕の人生のテーマだし、僕の人生の方程式で。それをアルバムのタイトルにするっていう。……だから人生を懸けて僕がやることがこのアルバムから始まってて。僕らが頑張ってる姿を見て『人生懸けてきみは何をするか?』っていう方程式をキャッチして、活かしてほしいんですよ。僕らは決して彼らのために音楽をやってるわけじゃないから。自分たちのためにやってるから。それを履き違えるなって、もう一回念を押したかった」

なぜこの「最強」のアルバムが完成したのか? そして、なぜONE OK ROCKは新世代バンドの中から頭ひとつ抜けることができたのか? ――そんな疑問に答えるように4人が語った、ワンオクの本質を射抜く必見のテキストとなっている。加えて今回の特集では撮り下ろし写真も多数掲載。一面ホワイトのスタジオの中に佇む4人、そして砕け散ったガラス――バンドの確固たる決意が滲む、クールでソリッドなヴィジュアルも必見だ。
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