モーターヘッド、レミーの健康上の不安のため、やはり夏フェス出演を中止に


モーターヘッドはヴォーカル&ベースのレミー・キルミスターの健康状態が思わしくないため、ヨーロッパでの残りの公演をすべて中止にしたことを明らかにしている。

モーターヘッドは先月末に予定していた3公演をレミーの健康状態のため中止にしていたが、ここにきてドイツ、フランス、ロシアで予定していたフェスティヴァル出演をすべて中止にしたことを明らかにしている。レミーは先頃重度の血腫を患っているとも伝えられていたが、血腫の程度についてはこれまで明らかにされていない。また、春先にはレミーが不整脈のため埋め込み型除細動器を体内に取りつけたことも伝えられていた。最新のバンドからの発表でもレミーの状態については明らかになっていないが、バンド側は次のように伝えている。

「残念なことにモーターヘッドは夏のフェスティヴァル出演となる残り6公演をすべて中止にすることを発表しました。バンドはライヴができなくなってファンを落胆させることだけはしなくなかったと語っていますが、秋にはまた復帰して全力で尽くすつもりでいます。すでにご存知の方も多いかと思いますが、レミーは今年の春に長期的な視点に立って、自身の健康のテコ入れを行っていました。当初レミーは休養を取るように勧められていましたが、元気になったレミーはすぐに普段通りの生活に戻っていました。しかし、その後、レミーはただちに休養に戻るようにという診断を受けることになりました」

さらに次のようなレミーの声明も明らかになっている。
「心配してくれているみんなに感謝してるよ。俺はファンをがっかりさせたくはないし、特に今みたいな不景気の時代にわざわざチケットにお金を使ってくれたことを考えると、今回のことは俺にも辛い決断となったんだ。でも、時には医者の言うことを聞くしかないようなこともあるんだ。でも、必ず戻ってみんなに喝を入れてやるからな」

「そういうことだ! だから、もう心配してもらわなくていいし、俺のために使おうと思ってたメッセージ・カードやお花やチョコレートも自分の好きな人にあげてくれ(その方がきちんと喜ばれるし)。安心して普段のことに励んでくれ! レミーとモーターヘッドは間違いなくそうしてるぞ! みんなありがとう、そして秋には新作とその巨大な余波(アフターショック)という形で会おう!」

モーターヘッドは9月21日に新作『Aftershock』のリリースを予定している。

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