レディー・ガガ、自分にはチャートの1位で証明しなければならないものなどないと語る

レディー・ガガ、自分にはチャートの1位で証明しなければならないものなどないと語る

レディー・ガガは11月11日にリリースされる新作『ARTPOP』からのシングル“Applause”がアメリカとイギリスのチャートで1位にならなかったことでレディー・ガガを落ち目だと評する向きに反論している。

シングル“Applause”はアメリカで4位、イギリスでは5位が最高位となったが、これを失敗だと評している一部の意見について、レディー・ガガは『ザ・ガーディアン』紙で次のように語っている。

「最初のシングルが出てからまだ2週間も経ってないのに、すべてが『彼女は終わった』っていう調子で、あるいはまだチャート1位になっていないからってそれだけで『彼女はもうだめだ』って話になってるのよね。人は音楽という面にはあまり気持ちがいかなくて、音楽がどれだけの業績を出しているのか、数字の成り行きがどうなっているのかという金銭的な見方ばっかりに偏りがちなのね。でも、わたしがお金のことにこだわっていると思っているんだったら、それはアーティストとしてのわたしを少しもわかっていないってことよ。わたしとしては自分のキャリアで何度かナンバーワン曲を生み出したなら、それで自分の才能を証明したことになるし、その先からはわたしとしてももうなにも証明する必要はないと感じるのよね」

さらに標的にされているような気はするかと訊かれてレディー・ガガは次のように同意している。
「わたしを破滅させたか、引きずりおろしたと信じることによってそういう人たちはある種の悦びを得るのよ。人々にとってレディー・ガガをバカにすることはひとつの娯楽になっているわけなんだけど、でも、同時に人々はまだわたしがどんなアルバムを作ったのかもわかっていないのよね。わたしがこの作品に何を注ぎこんできたか、わたしのパフォーマンスやわたしのやることにどれだけの労力が注ぎこまれているのか、こういう人たちはまったくわかっていないの。実際、こういう人たちはわたしがここまで来るのにどれだけの努力をしたかもわかっていないわけ。だから、全然気にならないし、わたしとしては、わたしたちの住む社会に今のあり方についての興味深い観察となっていると思うだけなの」

なお、アルバムに参加しているプロデューサーのDJホワイト・シャドウは、新作『ARTPOP』についてかなり楽しい作品になっていて、ライヴに向けて大きなインスピレーションになるはずだと語っている。ホワイト・シャドウは前作『ボーン・ディス・ウェイ』にも参加していたが、今度の新作について「梯子をまた1段上に上った」内容になっていると説明していて、『ボーン・ディス・ウェイ』がリリースされたその時にすでにガガは今回の新作のリリースまでを見据えていたと明らかにしている。

また、レディー・ガガは2月に股関節の手術のため、ボーン・ディス・ウェイ・ボール・ツアーを中止にして以来となる復活ライヴを9月1日にロンドンのラウンドハウスで行い、そこで『ARTPOP』からの新曲7曲と"Applause"のライヴを披露した。ライヴはレディー・ガガらしい、演劇的な演出の多いパフォーマンスとなり、ガガは何度も衣装やかつらを替えながら、新作のインスピレーションについての解説なども自ら行った。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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