9月4日に新作『AM』をリリースしたアークティック・モンキーズだが、今回のアルバムのサウンドについて、ロスアンジェルスで作業を続けたことに大きく影響されたとアレックス・ターナーは語っている。『GQ』誌の取材に応えてアレックスは次のように説明している。

「今度のアルバムではヴォーカルのプロデュースとメロディについては、コンテンポラリーR&B的な捻りが加わってるんだよ。ただ、それが70年代ロック的なものと組み合わさっているんだね。このコンビネーションが絶妙な効果を生んでるんだよ」

「LAで作られたレコードの多くは、グルーヴがちょっとゆったりしているものなんだよね。それで今度のアークティック・モンキーズのレコードでもそういうことになってるんだよ」

さらに今回のサウンドの変化に合わせてアレックスが前髪を固めるようになったことについては次のように語っている。
「メンバーのみんなも髪を短くしたから、それで『そのさらに1枚上を行くにはどうすればいいかな?』って考えてね。『結局、俺が歌担当なんだからな、多少はいけすかない感じも必要だよな』ってことに落ち着いたんだよ」

「そこへ髪の毛を上げているエルヴィスの写真を見て、『こういうのにしてみようかな』って決めたんだ。そうやっていったんヘアスタイルを決めていくと、なんとなく着てる服も引っ張られていくってもんだよね」