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    もう僕たちはエアロスミスを観れないのか? ツアー活動に別れを告げたUSハードロックの最強王者を再検証する永久保存版ロングインタビュー

    もう僕たちはエアロスミスを観れないのか? ツアー活動に別れを告げたUSハードロックの最強王者を再検証する永久保存版ロングインタビュー

    現在発売中のロッキング・オン10月号では、エアロスミスのインタビューを掲載!
    以下、本インタビューの冒頭部分より。



    「5年前、今みたいなことが起こるはずがないなんて、俺は誰にも言わせなかった」


    エアロスミスは人間関係的にも音楽的にもたいそうタイトなグループだ。2年前からニューイングランドの逸材として名を馳せてきた彼らは、ボストンのバンドであることに特別な矜持を持っていた。彼らはツアー中でない時にも絶えず行動を共にし、ともすればミュージシャンたちを均質化したロックスターのスープに煮込んでしまうニューヨークやロサンゼルスのナイトライフの誘惑にもまるで無頓着なのだ。

    「俺は他の友達と同じように、スティーヴン(・タイラー)ともしょっちゅうつるんでるよ」、ギタリストのジョー・ペリーは言う。「昼過ぎに起き出して、寝るのは夜が明ける頃なんて生活してる奴、他にはそうそういないからね」。エアロスミスの中には、自分がバンドよりビッグだと思っている人間はひとりもおらず、彼らは今も互いを必要としており、誰ひとり仲間外れにはしない。メンバーのうち4人までがポルシェを購入した際には(彼らは全員重度のカーマニアである)、残るひとりのメンバーにも同じ車を買うようプレッシャーをかけたほどだ。

    「5年前だって、今みたいなことが起こるはずがないなんて、俺は誰にも言わせなかった」、ブロンドのベーシスト、トム・ハミルトンは大いに満足気な様子だった。「別に大学に進むとか、もっとすげえ色々、先の見通し立てやすいことをやっても良かったんだけど」「俺はバークリー音楽大学に1年通ってて」、ギタリストのブラッド・ウィットフォードは言う。「随分色んなことを教えてもらったけど、あそこじゃミュージシャンの数が多過ぎてさ。みんなが自分なりのアイデアを持ってるから、しまいに俺は『もうたくさんだ』って言っちゃったんだ。クラブで毎晩5、6セットをこなすみたいな連中にはすごくためになると思うけどな。俺もそうやってプレイしてた、で、そうこうするうちにこいつらに出逢ったんだ」

    バンド名の発案者はドラマーのジョーイ・クレイマーだった。「色んなアイデアがあったんだよ、ザ・フッカーズ(訳註:The Hookers、Hookerには「売春婦」「麻薬の売人」 等の意味がある)とかね。でも俺がヨンカースで10年生か11年生の時(訳註:日本では高校1、2年に当たる)にやってたバンドがエアロスミスって名前を使ってて、綴りはA-R-R-O-WじゃなくA-E-R-Oだって説明したら、それに落ち着いたんだ」

    (以下、本誌記事へ続く)



    エアロスミスの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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