エルトン・ジョン、ジョン・レノンの映像を見ると今でも泣きそうになると語る

エルトン・ジョン、ジョン・レノンの映像を見ると今でも泣きそうになると語る

9月18日に新作『ザ・ダイヴィング・ボード』をリリースしたエルトン・ジョンだが、1982年にジョン・レノンへの追悼曲として書いた“エンプティ・ガーデン”を演奏する時には今でも観客をじっと見据えると語っていて、それはステージのヴィジョンなどに映ったジョンの姿が少しでも目に入ると泣きそうになってしまうからだと『エンタテイメント・ウィークリー』誌に次のように語っている。

「あの曲をやってる時はずっと前にいるお客さんを観て、絶対振り返らないんだ。ジョンの映像が目に入ったりしたら嗚咽が始まって歌えなくなっちゃうからね。ジョンには本当にたまらなくまた会いたいよ。ジョンはまさに自然の力そのもので、そういう人っていうのは稀有だからね。そして、そういう人が身近からいなくなってしまうと、それこそ寂しくなってしまうんだよ」

エルトンとジョンは1974年にエルトンがシングルとしてリリースした"ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ"のカヴァーのB面曲でジョンの曲の“ワン・デイ”で共演を果たしているが、そのお返しにエルトンは同年にリリースしたジョンのシングル“真夜中を突っ走れ”に客演した。なお、エルトンとジョンはこの曲がチャート1位になるかどうかで賭けをして、1位になったらジョンはエルトンのマディソン・スクエア・ガーデンのライヴに客演をすると約束し、本当に1位になったため、ジョンはエルトンの74年11月のライヴで一緒に“真夜中を突っ走れ”、“ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ”と“アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア”を演奏することになった。このライヴにはエルトンがオノ・ヨーコを招待していて、その前年から続いていたヨーコとジョンの別居はこれで終わることになったといわれている。その後、ジョンは80年に『スターティング・オーヴァー』を制作するまで活動休止に入ったため、エルトンとのマディソン・スクエア・ガーデンのライヴはジョンの最後のライヴとなった。
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