ノエル・ギャラガーは35歳以上の客層向けでラジオ1ではかけられないとBBCが語る

ノエル・ギャラガーは35歳以上の客層向けでラジオ1ではかけられないとBBCが語る

BBCのラジオ1局の幹部らはラジオ1が若者向けの設定になっているため、ノエル・ギャラガーは「むしろBBCのラジオ2局向き」だと語っていて、さらにグリーン・デイの最新作『トレ!』からのエアプレイがなかったのは内容的に見合わなかったからだと明らかにしている。

ラジオ1の音楽部長であるジョージ・エルガトゥディス、音楽編成担当のナイジェル・ハーディングは『ミュージック・ウィーク』誌の記事でさまざまな音楽業界の要人からの質疑に答えているが、音楽宣伝を専門とするケヴィン・マッキャビーはラジオ1ではアーティストの年齢についてどのような基準で捉えていて、それはエアプレイにどれだけ影響するのかと問い質している。

特にロビー・ウィリアムズの昨年のシングル"キャンディ"がラジオ1ではプレイリストに載せられず、しかし、ディジー・ラスカルとロビーが共演した今年のシングル"Goin’ Crazy"がヘヴィー・ローテーションを受けたことについて、この扱いの違いのわけを次のようにハーディングは説明している。

「これはすべてアーティストのオーディエンスの主な年齢層が問題となっています。ロビーの場合、わたくしどもではファン・ベースはゆうに30代を越えていると考えていますが、ディジーの場合に明らかにずっと若くなるわけです」

さらにノエル・ギャラガーに話題が及ぶと、ハーディングは「ノエルの音楽はラジオ2の方がずっと馴染んでいるとわたしたちは感じますし、グリーン・デイの先のアルバムについては単純によくなかったということです」と説明している。

なお、ラジオ1では19歳から29歳の年齢層をターゲットにしていて、ラジオ2では35歳以上のオーディエンスを想定しているという。さらにミューズについてハーディングは次のように語っている。

「ミューズは曲がり角に来ていますね。前回のシングル("パニック・ステーション")はラジオ1では10年ぶりにかからなかったミューズのシングルとなりました。今後もミューズに対して門戸は開かれていますが、次回作についてはこちらも対応を考えなければならなくなるでしょう」

なお、ロビー・ウィリアムズはラジオ1で"キャンディ"がかからなかったことに対して5月に行われた自身のライヴで触れ、番組DJニック・グリムショーがロビーは番組で作品をかけるには歳取り過ぎたと発言したことに対して「バカ野郎」と発言している。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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