９月９日、ラスベガスのパームス・カジノ・リゾートで、2007年MTVビデオ・ミュージック・アワードが開催された。

開催直前に出演が発表されたブリトニー・スピアーズが、新曲“ギミ・モア”を多数のダンサーとともに、セクシーに踊りながらパフォーマンス。オープニングを華麗に飾った。そのほか、フー・ファイターズ、フォール・アウト・ボーイ、カニエ・ウェスト、エイコン、シー・ロー、50セント、ネリー・ファータド、ティンバランド、ジャスティン・ティンバーレイクらがライヴ・パフォーマンスで、場内を盛り上げた。

主要な賞である、「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」賞を獲得したのはリアーナ・フィーチャリング・ジェイZの“アンブレラ”で、同曲は「モンスター・シングル・オブ・ザ・イヤー」賞にも輝き、２冠を達成した。同様に２部門を制覇したのが、ジャスティン・ティンバーレイク。「４分野で優れたアーティスト」賞と「最優秀男性アーティスト」賞を獲得、加えてプロフェッショナル・カテゴリー部門でジャスティンのPV“ワット・ゴーズ・アラウンド...カムズ・アラウンド”を監督したサミュエル・ベイヤーが「最優秀ディレクター」賞と「最優秀ビデオ編集」賞を、“マイ・ラヴ”の振り付けを担当したマーティー・クデルカが「最優秀ビデオ振付」賞を獲得、とジャスティンのシンガーとしての活躍だけでなく、アーティストとしてのセルフ・プロデュース力の確かさが、高く評価されていることを印象づける結果となった。また、「最優秀女性アーティスト」賞にはファーギーが、ファン投票による「最優秀新人」賞にジム・クラス・ヒーローズが輝いたほか、フォール・アウト・ボーイが「最優秀グループ」賞に選ばれた。