フリートウッド・マックのSニックス、かつてプリンスから口説かれそうになったと語る

フリートウッド・マックのSニックス、かつてプリンスから口説かれそうになったと語る

先月、再結成ヨーロッパ・ツアーを終えたフリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスはプリンスに口説かれそうになっていたことを明らかにしている。

『モジョ』誌の取材でスティーヴィーは、その後『パープル・レイン』となる作品の手助けをしてほしいとプリンスから相談を受けていたが、どうやらヴォーカル以外での協力も求められていたようだったと次のように語っている。

「まだ(デモ音源も)持ってるのよ。インストゥルメンタル・トラックはすべて入っていて、プリンスがちょっとだけ歌ってるのね。『Can't get over that feeling(この気持ちを乗り越えられない)』とかそんな感じで。それで言ったのね、『プリンス、わたしこれもう100回くらい聴いたけど、どこから取りかかっていいかわからないし。これってもう映画一本分の作品じゃないの。これって大作だから』ってね」

「あのカセットをわたしに送ってくれたというのはものすごく大きな意味を持ったけど、それと同時にわたしと関係してみたかったということもあったかもしれないと思うのね」

ただ、プリンスのアプローチの数々は「とても嬉しくなるようなものだった」とスティーヴィーは振り返っていて、フリートウッド・マックのライヴ会場に迎えに来てもらい、そのままプリンスの自宅まで招待されたこともあったという。

「パープル色のカマロで会場まで迎えに来てくれて、ずっと100マイル(160キロ)で高速をぶっ飛ばしていくのね。怖かったけど、ちょっとドキドキして興奮もしたなあ」

しかし、その後、なにも起こらなかったことをスティーヴィーは次のように語っている。

「それから飛行機に戻ったら、バンドのみんなが目を丸くして待ち受けてて。『なによお! なんにもなかったんだから!』って言ってやったけど」

なお、フリートウッド・マックは11月にオーストラリアとニュージーランド公演も予定していたが、ジョン・マックヴィーの癌の治療のため中止となっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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