NYで活動するイランのバンド、ザ・イエロー・ドッグスが銃撃されて亡くなる

NYで活動するイランのバンド、ザ・イエロー・ドッグスが銃撃されて亡くなる

ニューヨークで活動するイラン出身のバンドのメンバー2名とミュージシャンもう1名が別のミュージシャンに銃撃され、死亡したとザ・ガーディアン紙が伝えている。

バンドはザ・イエロー・ドッグスといってイランのテヘランからニューヨークに移り、ブルックリンをベースに活動を続けていたというが、死亡したもう1名のミュージシャンはザ・イエロー・ドッグスのメンバーではなかったという。さらにアーティストである4番目の男性も銃撃を受けたが、怪我だけで済んだという。

当初4人を銃撃した男性はイエロー・ドッグスの元メンバーでバンドをクビになった人物だと伝えられていたが、バンドのマネージャーのアリ・サレヘザデはこの人物は、実はイランからニューヨークに移ったまた別のバンド、ザ・フリー・キーズのメンバーだったとAP通信に語っている。サレヘザデによると、犯人とイエロー・ドッグスの面々は知り合いではあったが、些細なことがきっかけで口を利かない険悪な関係に陥っていたという。

発砲はブルックリンのイーストウィリアムスバーグで真夜中過ぎに起きたが、警察が現場に到着すると、建物の2階に胸に銃撃を受けた27歳の男性と、3階に頭部に銃撃を受けた35歳の男性を発見。両名ともにすでに死亡していた。さらに警察は3階でもう1名頭部に致命傷を受けた男性遺体を発見した。その時点で男性の年齢などは明らかにならなかった。

また、バンドのメンバーの22歳の男性が腕に怪我を負っていたが、病院に搬送され、無事だとAP通信が伝えている。

事件の犯人は建物の屋上で自ら頭部を撃ち抜いた状態で発見されたと警察は明らかにしている。遺体の側にはライフル銃が落ちていたという。ニューヨーク市警の警察委員長レイ・ケリーは、犯人がまず外から窓をめがけて発砲し、それから建物の中に侵入すると、その後の犯行に及んだとAP通信に語っている。

ハワイ州ホノルルからニューヨークを訪れていたエレス・ドミンゴ(25)は、前日にニューヨークに到着し、事件の現場の真向いの建物に宿泊していたというが、交際相手のガールフレンドと「昨日の夜、宿に帰ろうと歩いていたら最初の銃声を聞きました」と語っている。銃声は11時半から真夜中の間に聞こえたとドミンゴは振り返っている。「最初の銃声から15分か20分して、その次の銃声を聞きました」。

その後、通りを挟んだ建物の屋上にスワット隊が出動しているのが見えたとドミンゴは語っていて、さらに自分たちが宿泊している建物にも警察隊が押しかけて屋上を目指したという。

ザ・イエロー・ドッグスは2006年に結成され、自分たちの音楽性を「サイケデリック・ダンス・ポストパンク」とフェイスブックで説明していた。バンドは最近もブルックリン・ボウルやニッティング・ファクトリーなどの会場でライヴを行っていた。
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