ヘンリー・ロリンズ、ダフト・パンクやマイリー・サイラスの音楽はでたらめだと批判

ヘンリー・ロリンズ、ダフト・パンクやマイリー・サイラスの音楽はでたらめだと批判

元ブラック・フラッグのヘンリー・ロリンズは、ダフト・パンクやマイリー・サイラスをこきおろしている。

『ローリング・ストーン』誌の取材に応えたヘンリーは同誌で取り上げられているようなアーティストを軒並み批判し、特にダフト・パンク、マイリー・サイラス、ケリー・クラークソン、ロビン・シックを聴くに値しないと次のように語っている。

「俺はダフト・パンクなんか聴いたことないし、生まれてこの方、ダフト・パンクの曲は一つも聴いたことないんだ。それってあのバイクのメットを被ったやつらだろ? 一つ言っておきたいんだけど、これについてどう思われようと構わないよ。あの手の音楽を俺はローリング・ストーン・ミュージックって呼んでるんだよ。おまえの雑誌に載ってるようなでたらめ音楽だよ。まるであっちの世界の音楽だよね。おまえらはおまえらで相手にする人間が見つかってよかったなというところだけど、俺にはその世界はただ疎外されるだけのものなんだ。グラミー賞やアメリカ音楽賞をもらいそうな音楽ひっくるめてのことだよ。たとえば、マイリー・サイラスなんかはおまえらの雑誌の表紙になってるんだろ?」

さらにマイリー・サイラスについては次のように語っている。
「彼女なんかは俺が今指摘しているような音楽の大勢の一部となっているわけなんだ。俺にとってそういうものすべてがどんなに盛り上がり続けたとしても、俺はそれに対して特に文句を言うつもりはないけれども、でも、俺には向いているものじゃないんだよ。俺は本物の音楽が好きなんだ。俺が一番好きなミュージシャンはジョン・コルトレーンなんだ。そんな俺に『ローリング・ストーン』誌なんか読むところなんかあるわけないだろ」

また、「自分はまったく別の世界に住んでいる」というヘンリーは、ロビン・シックやケリー・クラークソンなど聴いたこともないと語っている。その一方でグレッグ・ギンやキース・モリスらによる再結成したブラック・フラッグやブラック・フラッグの楽曲を演奏するユニット、フラッグらの活動については次のように語っている。

「過去の活動については再発リリース以外に俺は興味はないし、自分の過去なんて大して興味がないんだ。ただ、フラッグのやってることはかなり力強いっていう話は聞いてるよ。自分じゃ観たことはないけど、意見の信用できる人間で実際に観た人間が何人かいるからね。演奏はまったくもってソリッドだったと。だから、まさにその通りのものなんだよ。つまり、50代の人間が30代の音楽をやっているっていうね。ただ、ああした活動にまつわる政治とか、関わってる連中の人間関係とかいろいろ考えて、俺は関わらないようにしたんだ。俺は来たる2014年にそこでやるであろうことを楽しみにしてるんだよ」
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