クイーンズライク、バンド名を巡る2バンド体制が今月中にも解消か
2014.01.17 13:15
2012年にヴォーカルのジェフ・テイトが一方的に解雇されてから、新ヴォーカルのトッド・ラ・トゥーレを迎えたユニットとジェフ・テイトが新たに招集したユニットと、2バンド体制となっているクイーンズライクだが、ジェフは近いうちにこの分裂状態に片が付くはずだと語っている。
2012年のジェフの脱退時に、ジェフはオリジナル・ドラマーのスコット・ロッケンフィールドらに対してクイーンズライクと名乗ることを差し止める訴えを起こしたが、裁判所はジェフ側にも、スコット側にもクイーンズライクと名乗る権利を裁判が結審するまでは認めると判断し、これに応じてジェフ側は新作『Frequency Unknown』を、スコット側も新作『クイーンズライク』を昨年リリースし、それぞれにツアーも敢行している。
しかし、ジェフ側から和解交渉の猶予のため、結審を先送りする申請が行われたため、結審はいったん1月末まで先送りされ、さらに両バンドから交渉延長の申請が行われ、あらためて結審は2月10日まで順延されたことが明らかになっている。ジェフはFMラジオ局「98.7ザ・ゲイター」の取材を受け、法廷にまた臨む心づもりはあるのかという問いに「そうならないようにしたいんだけどね。今和解の話し合いをしてるんだよ。なんとなく今月中には全部片が付くのかなという気がするんだよね」と答えている。
どういう結果になるのかについては話せないとしながらも、ジェフは「どう転んでも俺の望んだ通りになると思うよ。今はもう書類の準備が済むのを待っているだけなんだよ」と語っている。
一方、スコットは次のように語っている。
「交渉はまだ続行中なんだけど、まだなんでも起こりうるからね。でも、俺たちとしてはいい感じに運んでいると思ってるし、トンネルの先の光が見えてきた感じなんだ。じきに正しい判断が下されることになると思うよ」
バンドとジェフの元々の決定的な対立は、ジェフ以外のメンバーがジェフの妻スーザンがバンドのマネージャーを務めていることに反対し、スーザンの解任を多数決で決定したことに端を発しているとされている。