昨日放送されたグラミー賞授賞式とパフォーマンスの中継放送はアメリカでおよそ2851万人が視聴したという数字を記録し、過去21年で2番目の視聴率を誇ることになったことが明らかになっている。
昨年の視聴者数は2838万人だったとのことで、過去21年で最高となっているのはホイットニー・ヒューストンの急死の翌日に放送された2012年の放送で、この時は3991万人を記録している。なお、70年代からグラミー賞の放送権を持っているCBSとグラミー賞を主催する全米録音芸術学院(NARAS)は1993年からグラミー賞の開催と放送をスーパー・ボウルなどとかち合うのを避けて2月から現在のように1月へと変更している。
また、『ヴァライエティ』誌によれば、授賞式放送中にはおよそ1520万ツイートがあったとのことで、1分単位のツイートで最高を誇ったのはケンドリック・ラマーとイマジン・ドラゴンズの共演パフォーマンスとロードの"ロイヤルズ"のパフォーマンスだったという。
今年の放送では特にオープニングを飾ったビヨンセの"ドランク・イン・ラヴ"の官能的なパフォーマンス、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターという元ビートルズの二人の共演、ダフト・パンクとナイル・ロジャーズ、スティーヴィー・ワンダー、ファレル・ウィリアムズのセッション、ケイティ・ペリーの"ダーク・ホース"のパフォーマンスなどが大きな話題になった。賞レースそのものはマックルモア・アンド・ルイス、ロード、ダフト・パンクが数多く受賞することになった。