プリンス、黒人パフォーマーには2度目のチャンスはないと語る

プリンス、黒人パフォーマーには2度目のチャンスはないと語る

新作『Plectrumelectrum』のリリースを控え、イギリスでゲリラ・ライヴを展開しているプリンスだが、エンタテイメント業界での人種差別について語っていて、黒人にチャンスが2度与えられることはないと語っている。

『MOJO』誌の取材に応えてプリンスは「すべて売上次第なんだよ。ぼくの場合、『華麗なるギャッツビー』みたいな映画の構想を練ることはもう許されないんだ。黒人には2度目のチャンスは与えられないってこと知らなかった?」と語っている。

「クリス・ロックが言ってた通りなんだよ。レオナルド・ディカプリオなら、駄作を次から次へと作ってそれでも続けていけるんだ。でも、クリス・ロックが一度駄作を作ったら、2度と話はこなくなる。黒人には失敗は許されてないんだよ」

なお、新ユニット、サードアイガールを率いて制作した新作については「歴史観のある新しい音楽」になっているとプリンスは語っていて、"TICTACTOE"という曲についてはコクトー・ツインズを聴きながら制作したと明らかにしている。

「これはコクトー・ツインズがかかっていたパーティで一夜を過ごした後、ロンドンにあるブライアン・フェリーのスタジオでレコーディングしたんだ。コクトー・ツインズの曲って歌詞はなんだかよく聴き取れないけど、ハーモニーには夢心地な気分にさせられるんだよね」

また、プリンスとサードアイガールへの影響として、プリンスはスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン、ジョニ・ミッチェル、サンタナ、マイルス・デイヴィス、ジェイムス・ブラウンらを挙げているが、レッド・ツェッペリンと比較されると次のように反論した。

「ジミー・ペイジはなかなかイケてたけど、ただ、ジョン・ボーナムが後ろで叩いてないとテンポが定まらない人だからね」
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