昨年の秋に売りに出されたニルヴァーナのカート・コバーンの生家だが、この家を記念館として保存すべく、ウェブを通して資金募集をとある女性ジャーナリストが始めている。
カートの生家はカートの母であるウェンディ・オコナーとカートの妹のキム・コバーンによって売りに出されているが、博物館か記念館として作り変えるのが条件となっていて、売却額も50万ドル(約5150万円)と設定されており、まだ買い手はついていない。
これに対してワシントン州ポートランドでジャーナリストとして活動するジェイミー・ダンクルは、この博物館設立のために必要な資金を資金募集サイト「ゴーファンドミー」で募集している。子供の頃からニルヴァーナのファンだったというダンクルは、今回の資金募集での達成目標額を70万ドル(約7210万円)に設定していて、「この家がわたしたちファンの手によって守られ、資本主義的欲得に掠め取られるようなことにならないようにしたい」とダンクルは「ブロワード=パーム・ビーチ・ニュー・タイムズ」紙に語っている。
なお、資金提供者に対しての特典などはまだ明らかにされていないが、生涯にわたる会員特典を保障するとダンクルはサイトで説明している。また、サイトには不動産業者の許可を得て、カートの生家の中を撮影した動画も公開されているが、この撮影が実現した経緯についてダンクルは自身の経歴と提案を不動産に送ったところ、カートの母にそのことが伝わり、業者にも真剣に取り合ってもらえるようになり、長い交渉の末、カートの誕生日である2月20日に撮影を許可してもらったとダンクルは説明している。その様子をダンクルは次のように綴っている。
「(打ち合わせなどで時間がかかったため)家の中の写真を撮ってビデオを撮るのに15分しかとれませんでした。家の中の歩き回りながら、戸棚の中を覗きながら、10代の頃のカートがクロゼットの中でうずくまって日記を書いたり、スケッチを描いたりしていた姿を想像してみました。2階の寝室に上っていくと鳥肌が立つような感じがしました。今カートが見たものを見ている、歩いたところを歩いていると、文字通りそれ以外のことは考えられませんでした」
カートの家博物館のための資金募集ページはこちらから。
http://www.gofundme.com/kurtcobainmuseum