フリートウッド・マックに復帰したクリスティーン・マックヴィーが過去の脱退を語る


今年に入ってからフリートウッド・マックに16年ぶりに復帰したクリスティーン・マックヴィーは98年の脱退の理由について語っている。

クリスティーンは1970年にベースのジョン・マックヴィーと結婚してバンドに加入したが、"セイ・ユー・ラヴ・ミー"、"ユー・メイク・ラヴィング・ファン"、"ドント・ストップ"、"リトル・ライズ"、"エヴリホエア"など、バンドが誇る最大のヒット曲や人気曲の数々の作曲者としても知られているが、98年の脱退についてクリスティーンは次のように語っている。

「もともとものすごく重症な飛行機恐怖症になってしまったのが原因なのね。冗談にもならないような恐怖症だったから。それとイギリスに家も買ってたし、ある意味でツアーの生活に疲れ果てたところもあって。燃え尽きたわけじゃなかったんだけど、毎日移動をしてスーツケース一つだけで生きている生活にうんざりしちゃって。本来わたしは家庭的な人間だし、遊動的な生活にちょっと辟易しちゃったところがあったのね」

また、今回再結成したフリートウッド・マックに加入を決めた理由については次のように語っている。

「とにかく、やってみなきゃだめだと思ったのね。田舎に引っ込んだまま朽ち果てるままになるわけにはいかないと思って。なにかしなきゃならないし、なにか特別なことをやらなきゃだめだと思ったの」

さらにバンドからの誘いには「大文字のYでイエスと答えたから」と説明している。

「自分にどれだけできるのか追い込んでみたいし、世界のなによりもこれをやってみたい。本当にこれをやっていることがもう喜びなのね。とっても魔法に満ちたものだとわからせてくれるもので、わたしたちの間のケミストリーはとんでもないものだとしか言いようがないことなのね」

バンドは昨年4年ぶりとなるツアーを行ったが、クリスティーンはロンドンのO2アリーナ公演で客演を果たし、その後、バンドへの加入を認められれば喜んでやりたいとも取材で語っていたところ、今年に入ってから正式復帰が明らかになった。また、70年代に離婚したジョン・マックヴィーは昨年がんの治療を受けることになり、ツアーもオセアニア分について中止になっているが、その後、予後は順調だとクリスティーンは明らかにしている。

バンドは9月からアメリカ・ツアーに乗り出すことを明らかにしていて、ミック・フリートウッドはクリスティーンも作曲にいそしんでいて今月にもバンドとしてレコーディングを開始することを語っている。
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